振袖の色修正
前厄男の私は2月3日に伊奈波神社に厄払いに行って来ました。
普段は参集殿という会所みたいなところで御祓いするんだけど、節分だけあって特別に一番奥の本殿でやってもらえました。
っていうか、伊奈波神社まで行くのが超大変でしたよ。
車で敷地内の駐車場に辿り着くのに30分以上かかりました。
『さすがは節分、厄払いを舐めとったなぁ』と反省しつつ駐車場に到着。
しかしどうも様子がおかしい。
厄払いなら、もっと上にある参集殿に行くはずなのに、上に上がる人はまばら。
伊奈波神社の手前にある(と言っても同じ敷地内の気がするけど)善光寺が凄い事になってる!
どうやら善光寺で『節分星祭り』ってのがあって、そこに人が殺到してる模様。
『渋滞の原因はこれかっ!』
明らかにここだけ平均年齢がググンと上がってる模様(爆)
そして善光寺を通り過ぎ、上に行くと人はまばら。
本殿に辿り着き、厄払いの手続きを済ませる。
すでに先に集まった方々の御祓いが始まっているので、ストーブの前で順番を待った。
『次は俺ともう一人くらいやな』
渋滞に巻き込まれはしたが、厄払いは数名で広々気楽に出来そうだ。
数分後、厄払いを終えた方々が降りてきた。
『平均年齢高し!』
いくつになっても厄は祓いたいもんだろうね。
遂に俺の順番が回ってきた。
宮司さんがこれから厄払いを始める旨を伝え始めると、何処からか人が沸いてきた…
『平均年齢高し!』
あっという間に十数人の人が集まってきている!
恐るべし、オールドボーイズ&ガールズ!
圧倒され、結局一番最後に本殿へ上がる俺なのであった。
粛々と厄払いは執り行われ、身も心もスッキリした様な気が無きにしも非ずな気分です。(どっちやな)
終了後、宮司さんに『厄払いの方はこちらへ』と、促されお決まりの御祓い終了グッズを手渡された。
しかし、混雑を予想して慌てて宮司さんの元へ行ったつもりなのに、俺の後ろに人が続かない。
『なんじゃろ??』
と、不思議な気持ちで階段を下りていくと、やっぱり誰も降りてこない。
すると、『それでわ、これより節分の儀式を行います』みたいな事を言って全員に何か手渡すのが見えた。
『鬼わぁ~外!福わぁ~内!』
なぬっ!
俺を差し置いて、節分をやっとるではないか!
ちょっとぉ~伊奈波神社さんよぉ~教えてよぉ~
厄年の厄払いと節分の厄払いがあるなら、今ならWでお得な厄払いセット作ってよぉ~
と、羨ましい気持ちに後ろ髪を引かれながら本殿を後にするのであった。
っていうか、こんなにたくさんの人が御祓いに来てて
『厄年は俺だけかっ!』
ま、なんだかんだでスッキリしたところで、家族と友達にお守りを購入する事にしました。
お守りも気持ちの問題なんだけど、メチャクチャな種類がある。
散々悩んだ末に、子供達にはランドセル型のお守りを、妻と友人にはベーシックタイプ(ブラック)を購入しました。
おっと!自分のを忘れちゃいけねぇ!
売り子の宮司さんに
『あのぉ、僕いま厄年なんで厄払いしてきたんですけど、お守りも買った方が良いですよねぇ?』
と尋ねると、
『そうですね、これなんか良いんじゃないでしょうか』
と薦められ、言われるがままに購入しました。
これで、厄年対策もバッチリ!
仕事場に戻り、お守りを仕分けしていると、手を付けてなかった『御祓い終了グッズ』が気になり中を見てみた。
中から出てくるのは、お酒、塩昆布、あの硬くて甘いお菓子(名前知らないっす)そして…
『厄除けのお守り!』
なんでぇ~宮司さん教えてよぉ~
…はっ!
『今ならお得なWお守りセット!』
ここでこうなっちゃう感じ?
Wでお守りくださいませ!
ありがとうございます…
さぁ!仕事仕事!
今日のタイトルはなんだったけ…
そう!振袖です!
びっくりマークが増えてきましたぁ!
落ち着いていきましょう!
そう、振袖です。
今年も、たくさんの振袖をクリーニングさせていただきました。
ご利用ありがとうございます。
代々引き継がれた振袖、新しく購入された振袖、レンタルされた振袖、色々な振袖を見る事ができました。
キレイで華やかで、とても素敵でした。
その中で、シミ抜きをご依頼されるお客様もお見えでした。
借り物で、襟にファンデーションを付けてしまったので、キレイになりますか?ということでした。
さっそくシミ抜き台にて振袖の様子を伺いますが、なーんかファンデーションぽく無いと感じました。
ルーペで拡大してよく見てみますが、ファンデーションも付いてる事は付いてますが、どうやら擦れて色が落ちているようです。
軽く付着したファンデーションを取り除き、『色修正』をすることにしました。
『色修正』とは、今回のように擦れて色が取れてしまった部分に、同じ色を作って塗り、何事も無かったかの様に直すことを言います。
何かの拍子に服の一部が脱色(変色)した時にも有効ですよ。
この色修正、どこのクリーニング店でも出来るかと言うと、残念な事にそうではありません。
染み抜きに力を入れていないクリーニング店なら、色修正できることすら知らないでしょう。
『シミや脱色で困っているお客様の喜ぶ顔が見たい!』
その一心で、染み抜き、色修正の技術をマスターしました。
特殊な技術とは自分自身思ってないけど、熱い思いがあるのです!
そして…やっぱり作業風景を撮影するのを忘れましたが…
結果はこちらです。
キレイになりました。
シミ抜きや、洗浄をするだけがクリーニングではありません。
限りなく、元の状態に修復する事もクリーニング店の役割の1つなのれす。
今回の場合、スレて脱色している事に気付かないまま着付けをされたのでしょう。
着終わったあとに、気が付いて『ファンデーションを付けてしまった』と勘違いされたのだと思います。
借りた時より、キレイにしてお返しする、素晴らしい事です。
ありがとうございました。
さて、皆様、お手を拝借…
『ドンと来い!ハゲたとこ』
岐阜弁で申し訳ございません。
こんなに今日のブログが長くなってしまっても、今日のナイスサウンドはあるのです。
それが私の宿命なのです。(そうなの?)
今日のナイスサウンドはELLE GARDENの『ジターバグ』だぁーーーー!
ここ最近のバンド(若手)としてはストレイテナーとこの『エルレガーデン』が大好き。
胸にグィッと来るナイスメロディーと、聴く者をハッとさせる歌詞がグー。
ハッとしてグーなのだよ!(爆)