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新品の売り物に付けてしまったシミ

キタヤクリーニング糸貫工場店はあの、おさまりきらない日本最大級モール『モレラ岐阜』の目の前にあります。
それ故に年に数回、中に入っているショップの方からのご相談を受ける事があります。

今回は商品のコートにシミを付けてしまったと言う事です。

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ロングのダウンコートの裾に何か汚れが付いていたので、水に濡らした布でふき取ったらシミになってしまったそうです。

生地は、光沢のあるポリエステル100%です。
シルクなら、何となくヤバそう?と感じて手は出さないでしょうが、ポリだったら大丈夫と思ってしまうかも知れんですね。

触らないと解らない生地はたくさんあります。
今回の品物もそう。
お店の商品と言う事で、なんとか部分的な処理で済ませたかったのですが、処理を始めると…

何が原因って、これはもう生地の特性としか言い様がなくて、水分を吸収するとその水分が乾ききる前にエアー&ドライヤーで飛ばしてしまわないと輪染みのようになって残るのです。

何度かトライしましたが、このニュータイプの俺ですら追いつけないスピードで輪染みになってしまうのレス。(アホのニュータイプですが)

結局クリーニングする事にしました。
結果はこう
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きれいでっしゃろ?(出たなニセ関西人)

クリーニング後の臭いの問題も、風合いの変化も、全く問題なくクリアーです。
普段からの溶剤管理や高級ソープ使用のクリーニングだからこそです。

何事もなく、お客様の手に渡っていくことでしょう。
『ドンと来い!モレラ岐阜!』
若干、意味合いが違ってる気がするけど…

おげ、おげ、今日のナイスサウンド!

シオンの『Knock On The Heart』だーーー!

とても思い出深い1曲。

今の子は知らんだろうけど、その昔『宝島』と言うニューウェーブ系雑誌があった。
ニューウェーブって言葉自体死語かも知れんが、インディーズ情報やニューカルチャーはこの1冊って感じの雑誌じゃった。(その後、ただのエロ雑誌に成り下がるが…)
ラフィンもコブラも、ポゴや有頂天、スライダースやストリートビーツだって宝島がなけりゃ出会う事もなかったさ。
そして、シオンにも。

宝島においては未だなかったその風貌に『ん?』と戸惑いを感じながらも気になっていた。
そうさ、忘れもしない高校1年のある朝。
同じクラスの前の席のやつが席に着くなり俺にこう言った。
「なあ、昨日買ったレコード。尾崎系かと思って買ったんだけど最悪!お前にやるよ』
と渡されたのが、12インチEP『Knock On The Heart』だったのだ!
ちなみに尾崎系というのは、もちろん尾崎豊の事です。

おぉ!こりゃラッキー!(後に尾崎のレコードのダビングを命じられたけどね)
家に帰りさっそく針を落とすと…
1曲目『Knock On The Heart』からずっと、雷が落ちっぱなしじゃぁ!
尾崎豊のリアリティに賛同できなかったひねくれ者の俺のハートにガッツリ響いてきたのじゃ!
聴きまくったよなぁ。
そして、クリスマスになると必ずこのアルバムに収録されてた『12月』と言う曲のライブヴァージョンを絡めたクリスマスベストを作ったもんじゃよ。
女子にあげたら超不評だったなぁ(爆)

このレコード、今でも持ってんだけど、プレイヤーは奥の奥。
CD欲しいんだけど、なぜかこのミニアルバムだけはCD化されてないんだよねぇ。
『Knock On The Heart』はいろんなアルバムに入ってるけど、『12月』のライブヴァージョンだけは無いんだなぁ。

ま、それはあきらめてシオンを買いなおそう!
奥様には内緒で…

ん?…

『うゲッ!』