押入れの湿気取りのシミ

『クリーニング店やシミ抜き専門店にも問い合わせたんですけど、何処も無理ですと言って扱ってもらえなかったんです!』
お客様は、私に会うなりこう仰った。
キタヤクリーニング七郷店に電話での問い合わせを下さったお客様は『めがねの方と話がしたい』と、わざわざ糸貫工場までお出で下さったのでした。

そう、キタヤクリーニングのHP上ではめがねを掛けて登場した、私KC/DC会長なのです。

んなこたぁどうでもよい。(でも、ちょとうれしい)
そんなに厄介なシミなの?押入れの湿気取り。
お客様が御越しになる前に、チョイと下調べ。

湿気取り=主成分『塩化カルシウム』

おぉ!道路の凍結防止のあれですな。
湿気取りの仕組みとしては、空気中の水分と塩化カルシウムが結合して液化すると言う事らしい。

なるほど、どうやって処理すればいいのか、イメージが出来てきた…
まだ品物を見てはいないが、何とかなる気満々です。

お客様がお見えになりました。
そして、冒頭の会話が始まったのであった。

『もうここしかないんです』

湿気取りのシミと対面していると、お客様は私にこう仰った。

品物はこちら。

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黒のトレンチコート。
初めて湿気取りの被害にあったコートをご覧の方も多い事でしょう。
俺もその一人(爆)

このコート、なんだか様子が変な事に気付きません?
写真向かって左下ですよ。

アップにするとこんな感じ。
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吊るされているのに凸凹しています。

後ろから見るとこんな感じ。
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バキバキと言うよりネトネトに近い感触です。

水分を吸収した塩化カルシウムが、コートの中で固まっている…そんな感じです。
ちなみに、平らにしてみると、何処に染み込んでいるのかよくわかりました。
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向かって左側ですが、ヒトキワ黒くなっています。

お客様とは、しっかりお話させて頂き、
『何とかなります!』
と、お伝えしました。

作業イメージとしては、水分を抱き込んでいる状態なので、ドライクリーニングでは意味がないと感じました。
だから、当然『ウェットクリーニング』です。

コートの色が流れ出ないか?
縮みや繊維の変化はないか?
確認しながら、優しく揉み出すイメージでの洗浄でした。

洗浄後の洗濯層はこんな感じ…
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水に漬けて流し出すと、すぐに湿気の臭いが漂ってきました。
色が流れ出る気配はなかったので、この色は湿気取りと汚れです。

仕上がりはこんな感じ。
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これではシミの具合が解り辛いので、フラッシュを焚いて撮影してみました。
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如何でしょう?
バッチリキレイになっています。

シミ抜き専門店でも断られたシミを、キタヤクリーニングはやってのけました!(ひゅーひゅー)

さぁ、それではどちら様も、お手を拝借…
『ドンと来い!湿気取りのシミ!』

ご利用ありがとうございました。
お客様には、シミ抜き後、仕上げ前の状態をご覧頂きましたが『縮みもなくキレイになっている』と仰っていただきました。
安心したお顔が拝見できて、本当に嬉しかったです。

キタヤなら…
『なんだかいけそうな気がするぅ~♪』
そんなイメージが定着するよう、頑張っていきます!

今日の『いけそうな気がしちゃう』ナイスサウンド(アホやな、やっぱ)

ロックなクリーニング屋の裏テーマ曲、Mr.childrenの『終わりなき旅』だぁ!

山形のラブ&スーパーハイテクニッククリーニングショップ『たけしん』さんにも勝手に捧げちゃいます!
そして、このブログをご覧の愛すべき野郎共にも捧げます。

カンナみたいにね 命を削ってさ 情熱を灯しては ♪
また光と影をつれて 進むんだ

難しく考え出すと 結局全てが嫌んなって ♪
そっとそっと 逃げ出したくなるけど
高ければ高い壁のほうが 登ったとき気持ち良いもんな
まだ限界だなんて 認めちゃいないさ

時代は混乱し続け その代償を探す ♪
人はつじつまを合わす様に 形にはまってく
誰の真似もすんな 君は君で良い
生きるためのレシピなんてない ないさ


これぞ男の生きる道。
俺の泣け唄№1です。

何かに行き詰っても、この歌を車の中で一人、涙と鼻水を垂らしながら歌い終わったら、また光と影を連れて進むのです。

かっけーなぁー、俺(そうかぁ?)

胸に抱え込んだ迷いが プラスの力に変わるように ♪
いつも 今日だって僕らは動いてる
嫌な事ばかりではないさ さあ次の扉をノックしよう
もっと大きなはずの自分を探す 終わりなき旅


毎年シーズンが近づくと『小笠原に釣りに行きたい』と思う俺だけど、『それは終わりなき旅』ではない!と妻に窘められる俺なのである…

こんなに良い歌詞を書いといても、オチを付けたくなる性格を何とかする『終わりなき旅』に出んといかんね(爆)
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